スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「麻雀の読み」概論

2011年02月21日 22:24

「読み」と言われるとどんなイメージを思い浮かべるでしょうか。

「リーチの待ちを一点で読み切って無筋連打!」

別に間違いではありません。
「読み」という言葉を定義していなければ、天鳳の最中に文庫本を読む行為が「読み」である、という主張だってできます。

このブログ内においては、

「比較的正しい手順を逆算してそこそこ安全な牌を探す行為」

とでもしておきましょう。
比較的、とかそこそこ、とかなんとも曖昧な表現を用いていますが、その程度のものだと思ってください。
現物や国士無双が否定された4枚目の字牌切りよりも少しだけ危険度が高い牌の優劣について考えるだけの行為なのです。


簡単な例を挙げます。
場に切れていない中のトイツ落としを含んだリーチが入りました。
このことから何が考えられますか?

「役牌のトイツ落としだからメンタンピンじゃね?」

という答えは思考を省略しすぎです。
むしろ、当たり前に思える「単騎待ちは薄い」の方がはるかに正しい思考だと私は考えます。

二萬三萬四萬六萬八萬五筒赤六筒七筒四索五索九索九索中中

この牌姿から何を切りますか?普通は八萬を切ると思います。

二萬三萬四萬八萬八萬五筒赤六筒七筒四索五索九索九索中中

この形も、八萬九索のどちらかを切るのが普通でしょう。

和了にむかう手順を、
「より優秀なパーツを選択し、それをメンツ化していく作業」
ととらえると、この中より優秀なカンチャン・ペンチャン・シャンポンのターツはあまり存在しないのですね。

ここから、

「生牌の役牌トイツ落としは愚形残りの可能性が低い」

という感覚的には極めて当たり前な結論が導き出されます。
ですから、「メンタンピンじゃね?」というのは結果的にはあたらずとも遠からずなのです。
全部リャンメン待ちならピンフ率は当然上昇しますから。


もちろん例外も存在します。
二萬三萬四萬六萬八萬五筒赤六筒七筒四索五索七索七索中中

このような形は打ち手の好みや場況によって選択が異なってきますし、

一萬一萬七萬八萬九萬一筒一筒七筒八筒九筒八索九索中中

この形になると中切りの方がかなり有利な局面が多いでしょう。


では、私はこれをどのような場面で応用しているか。
ひとつは、トイツ落としを見た瞬間の準備です。
要するに、できるだけトイツ落としした人の安全牌を持ったり、自分の手が更にどうにもならなそうならダマテンまでケアしたり。
「愚形なし、遅くても1シャンテン」
宣言ですから。

もうひとつは、残り巡目が少ないところでのテンパイ取りの選択です。
トイツ落としした人に筋(リャンメン待ちにあたらない牌)を打ってテンパイがとれるなら迷わずテンパイとります。
テンパイまでに筋を2種類打たなければいけない1シャンテンでも巡目が残っていればいきます。


それぐらいです。「それだけ?」と思われるかもしれませんが、それだけです。
例外が存在する以上、このレベルの読みに対する信頼はこんなもんです。
押し引きの難しい微妙な局面で縋ることもありますが、それも押し引きの原則を大きく逸脱しない範囲です。


もうひとつ例を挙げます。

闘士☆渋川老の麻雀?ブログ 出題


手出しの二枚目の八筒に着目した鋭い読みです。
この文章においても、まず「通る牌」から考えています。
待ちはどこか、というのはあまり重要なことではないのですね。

そして、この記事では牌の危険度を本命から大穴に分類しています。
この分類の妥当性はともかく、押し引きの基準を考慮していることがうかがえます。
大穴でも自分の手が極めて悪ければ一応やめておけ、ということですね。




読みは消去法、とよく言われますが、僕に言わせれば消去法ですらありません。
例外がついてまわり、完全に可能性を否定できる局面はほとんど存在せず、結局は自分の手牌・点数状況によって方針を変えざるをえないのです。

読みは押し引きの中の1つの判断要素にすぎません。
言い換えれば、押し引きを全く変えてしまうほどの重要な読みなどほとんど存在しないのです
しかし、より安全に押し、より安全に降りる手助けにはなります。
牌理に基づいた読みは、有用性こそあまり高くないものの麻雀の技術の中では比較的簡単に身につく分野なので、一度自分で整理してみるといいと思います。


最新記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。