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その話、まじぴそ?

2012年02月24日 01:01

まじぴそに行ってきました。

リーチが全然あがれず2ゲームで終了。



店を出ると、後ろから肩をたたかれた。

「お久しぶりですね、市民さん」

「巷さ・・巷くんか。久しぶり。『先代』は元気か?」

「親父は、今は小説を書いています。第二の田中慎弥氏を目指すんだって」


巷の打ち手。
日記に10000文字を10分で打ち込む日記神。

かつてはペチョーリン軍団の一員だったが、今は現役を退き、副業の文筆業に勤しんでいる。
そして、麻雀の仕事は「二代目」が行っている。

先日出会った超絶技巧の爺さんの話をしたところ、ぜひ直接話がしたい、という返事が返ってきた。


「とにかく、すごかった。君が相手でも、苦戦は免れなかったろう」

二代目巷の打ち手は、まだあどけなさの残る表情で小首をかしげた。

「そのおじいさんと思しき人、僕も先日『じゃんぱち』で同卓しました。運がよかったのか、はたまた別人なのかわかりませんが、6連勝させてもらいました」

「ああ、そうなの・・」

嫉妬する気にもならない。
僕はこの軍団の中では圧倒的に雀力が劣っている。

「それで、その後何があったんですか?」

「その爺さんの携帯が鳴ったから、電話に出たんだけど、すぐ切れてしまったんだ。」

「そうですか」


発信先は僕の家からだった。
背筋が凍ったが、そのことは伏せておこうと判断した。
二代目は麻雀の腕は確かだが、軽挙のきらいがある。

「それから・・『象は本物を見ろ』と。」

「象?あの鼻の長い象ですか?」

「おそらく。君もそのフレーズを聞いたんじゃないのか?」

「いいえ。初めて聞きました。」


あの爺さんは、僕だけに象の話をしたのか。
何かの隠語なのだろうか。全く心当たりがない。

「それじゃあ、君はただ老人と麻雀した、というだけじゃないか。僕と直接会ってまでする話ではあるまい。他に何かあるのか?」

二代目は顔を曇らせた。

「俺の管轄内のチーム、知ってますよね?」

「『second impact』だろう?知ってるよ。生意気なガキが多くて好きになれないけどね」

「今月だけで、5人行方不明になってるんです」

珍しい話でもない。金の問題で消えていく麻雀打ちは少なくない。

「それで、最後に消えた奴。目撃情報があって、俺や市民さんが会ったおじいさんっぽい人と同卓してたらしいんですよ。うちのチームのシノギで、老人と同卓することなんて滅多にないんで、かなり可能性高いと思うんです。」

「うーん・・・」

「そのおじいさん、倒れたっておっしゃってましたけど、死んではいないんですよね?どこの病院に運ばれたんですか?」


そこである。
僕はすぐに救急車を呼んだのだが、僕が一瞬目を離した隙に爺さんはいなくなっていた。
店の従業員や客に聞いても要領の得ない返事で、それが恐ろしかった。
誰も見ていないはずはないのだ。これを陰謀と言うのかわからないが、一体どこまで監視、支配されているというのか。


二代目は、その話を聞き終わると、何度も頷いた。

「君は、これからどうするつもりだい」

答えは大体わかっているのだが。

「俺ですか?決まってるじゃないですか。そのおじいさんを見つけて、拷問にかけて仲間の居場所をゲロさせますよ。市民さんも協力してくださいね」

二代目の屈託のない笑顔。先代ならどう答えただろうか。そんな詮無きことを考えながら別れた。


帰宅して、5年ぶりに「天鳳」を起動した。
家に賊が潜んでいる可能性も十分あるのだが、それならむしろどこにいても大差あるまい。
通常、天鳳のIDは一定期間が経つと消去されてしまうのだが、僕のIDは永久に残ることになっている。
あの麻雀界最大の危機を救ったペチョーリン軍団の一員として。


to be continued・・
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