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現代麻雀の根幹を揺るがす戦術その1

2011年06月04日 11:14

お久しぶりです。
「どうせ釣りタイトルなんでしょ?」と思いながらもつい踏んでしまった愛すべき人たちに心から感謝します。
僕はそういう人たちに支えられて生きている。

チキンカツの話をします。復帰一発目のテーマがチキンカツ。
僕がチキンカツ愛好者(通称チキンカチャー)なのは周知の事実なのだが、実はチキンカツそのものにほれ込んだからチキンカチャーになったのかというと、そうではない。
正常な精神と日本語力を兼ね備えた人なら、二行目にして早くも吐き気・頭痛を伴う胸糞悪さに襲われるであろう文章となっているが、我慢してお付き合い願いたい。

チキンバーガー。
大手ハンバーガーチェーンのモスバーガーでかつて販売されていたメニューである。
「かつて」という副詞が示すように、現在はその姿を消してしまったいわば幻のメニュー。
組成は至ってシンプルで、パンにチキンカツとキャベツとタルタルっぽいソースをはさんだだけの代物。

地味だ。少なくともモスバーガーやライスバーガーに比べればインパクトは少ないと言わざるを得ない。
なぜそんな地味なチキンバーガーを僕が愛したのか。それには、ロイヒ海底火山よりも深く、熱い理由がある。

僕は三人兄弟なのだが、小学生の頃は三人揃って近くのスイミングスクールに半ば強制的に通わされていた。
特に僕の嫌がり方は凄まじく、電気椅子を目前にした死刑囚でもここまで取り乱すことはないだろう、というぐらい拒絶反応を示していたらしい。
そんな電気椅子だか絞首台通いにおける唯一といっていい楽しみは、月に一度のモスバーガーだった。
スイミングスクールの近くにある飲食店がモスバーガーでよかった。仮にこれがドムドムバーガーの海老カツバーガーの話であったならば、殆どの人にこの感動を伝えられぬまま僕はこの生涯を終えることになっただろう。

「何を頼んでもいいよ」
と言われた。この言葉を現在の貨幣価値に換算すると、200万円ぐらいをぽんと手渡されたような衝撃である。
長考した。数多のメニューが脳内を駆け巡り、いっそシェイクを3つ頼んでしまおうか、とまで混乱した。
兄はライスバーガー焼肉、弟はモスバーガーをチョイスした。刻々と近づくタイムリミット。このままでは「水のみ」という最悪の結果になりかねない。

脂汗をびっしりかきながら、消え入りそうな声で「チキンバーガー」と申告した。特に理由はない。強いて言うなら、なんか通っぽいチョイスをしたと思われたかった。
「チキン!?変わってるなお前、このチキン野郎!」
と、兄が振ってきた。マイケルJフォックスの真似をしろよ、というメッセージに気づかず、「えへへ・・」と気持ち悪い顔で返すのが精一杯だった。

10数分後、不自然な笑顔のお姉さんがチキンバーガーを運んできた。
「このガキ、通ぶってチキンバーガーとか頼んじゃって。馬鹿じゃないの」
とか思われてるような気がした。僕は更に委縮しそうになったが、逆に腹をくくることができた。
切腹の境地である。なるようになれと。むしろ僕の潔い切腹を見ろと。

僕は短刀を持ち、十文字にチキンバーガーにかぶりついた。



うまい。



衣のサクサク感、「パンにはさむ肉」としてのチキンの適格さ、そしてキャベツとソースの風味。
どれをとっても最高ランクで、しかも調和している。
「神がいるのならば、このチキンバーガーと僕を引き合わせるために存在したのだ」
とさえ思えた。その後は、至福の時間の連続だった。咀嚼し終えた後でさえ、口内の余韻に浸ることができた。

やがて僕は成長し、自らモスバーガーに足を運べるようになった。
頼む、いや恃むのはいつもチキンバーガー。
チキンバーガーこそが僕のベストパートナーで、僕の人生はチキンバーガーと共に彩られていくのだろうと思っていた。
そう、あの日までは。

to be continued・・
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